非分散形赤外線吸収法を利用した多成分が測定できる分析計です。例えばCO2の場合、光学フィルターを利用することでCO2の吸収が強い波長域の赤外線をガスセルに照射する設計になっています。また参照光用に、CO2の吸収が存在しない波長域となる光学フィルターも備えてあります(1光束2波長方式)。各測定対象に対応する光学フィルターを回転する円盤上に配置することで、多成分の測定に対応しています。またガスセルとしてホワイトセル方式を採用しており、光路長を稼ぐことで高感度が得られる様に設計されています。O2のみ、磁気式または電気化学式の酸素センサーにより測定されます。
結露の可能性のあるサンプルガスを測定する場合は、例えば膜式のドライヤーを利用してサンプルを除湿する必要があります。希釈したサンプルガスを分析計に導入するのも方法の一つです。
パソコンと接続すると"iシリーズ分析計"が複数台数リモート操作でき、データロガーのいらないシステムとなります。
仕様
測定方式 | NDIR (非分散形赤外線吸収法) ※O2以外 磁気式または電気化学式センサー ※O2のみ |
測定レンジ | NO:50~2,000 ppm FS NO2:20~500 ppm FS SO2:2~10,000 ppm FS CO:100~2,500 ppm FS CO2:5~25 % FS O2:5~25 % FS |
応答時間 | 120秒 |